正しい磨き方を学ぶ歯科衛生士によるブラッシング指導

正しいブラッシングで歯を一生守る

歯科衛生士が勧める歯磨き法

虫歯や歯周病などの病気は、口内に汚れが残ることが大きな原因です。 毎日の歯磨きを丁寧に行えば、ほとんどの病気を予防できます。 これまで自己流で磨いてきた人は、歯科衛生士から正しいブラッシングを学び直すことが大切です。

食後に必ず歯を磨く習慣を

食後は口内に食べかすが残り、菌が最も繁殖しやすい時間帯です。 特に甘いお菓子や飲料は虫歯の原因になります。 食後や間食の後にはできるだけ早く歯を磨き、口内を清潔に保ちましょう。

自分に合う歯ブラシの選び方

歯ブラシには多くの種類があり、人によって使いやすさは異なります。 評判や価格だけで選ぶのではなく、実際に使用してみて相性を確認しましょう。 合う歯ブラシなら毎日のケアも続けやすくなります。

汚れを残さない丁寧な磨き方

歯磨きを何となく済ませてしまうと、歯と歯の隙間や奥歯の裏側に汚れが残り、虫歯や歯周病の原因になります。
歯を守るためには、歯磨きの時間は他の作業をやめて集中することが欠かせません。
テレビを見たりスマートフォンを触ったりしながら磨くと、どんなに長くブラッシングしても磨き残しが増えてしまいます。
鏡を見ながら一本一本の歯を意識して動かし、歯の表面だけでなく裏側や歯と歯茎の境目まで丁寧に磨きましょう。
力加減にも注意が必要で、強すぎると歯や歯茎を傷つけてしまいます。
軽く当てて小さく動かすだけで十分に汚れを落とせます。
歯磨き粉を併用すれば、虫歯予防や歯周病予防、ホワイトニングなど目的に応じた効果も期待できます。
歯磨きのタイミングは食後が最も適しており、食べかすや糖分が口内に残ったままだと菌が繁殖してしまうため、早めに磨く習慣をつけることが大切です。
特に甘いお菓子やジュースを摂取した後は、虫歯のリスクが一気に高まるため注意しましょう。
間食の回数が多いと歯磨きの回数も増えて負担になりますので、間食は一日一度程度に抑えるのがおすすめです。
さらに使用する歯ブラシも重要で、ヘッドの大きさ、持ち手の握りやすさ、毛先の硬さなどを確認し、自分に合ったものを選びましょう。
歯茎が弱い人は柔らかめ、歯石がつきやすい人は硬めを選ぶと効果的です。
歯間ブラシやマウスウオッシュを組み合わせれば、歯ブラシだけでは落とせない汚れを補うこともできます。
こうした習慣を守れば、虫歯や歯周病のリスクを減らし、清潔な口内環境を保ち続けることが可能です。
正しい磨き方と適切な道具を用い、毎日集中して歯を磨くことこそが、一生健康な歯を維持する秘訣です。